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頭が良かった
小学校の授業はすごいわかるし、テストでは毎回100点でした
”頭がいいなら良いじゃないか” と思われるでしょうが
ただ単に「小学校でやる事を事前に、幼稚園のときにすでにやっていた」
だけなんです
「小学校に入った時に貯金があった」ってだけ
でもそんな事、本人はわからないのでここで完全に「慢心」が生まれます
「僕は頭が良いんだ」って正直に思ってました
なので、授業で先生の言っている事がわかるので、予習も復習もしませんし、ノートもとりません
確実に貯金は減って行ってるし、この時に身につけなきゃいけないであろう文字の書き方 / 鉛筆の使い方
正直僕はこの時ちゃんと文字を書かなかったので字を書くのが苦手です
減っていく貯金
そして勉強ができる(知っているだけ)まま歳を重ね
小学校3年生になる時に父が
「3年生になったら中学受験のために塾通いするぞ」
と言いました
僕はもっと友達と遊んでいたかったし、3年生から通ったら小学生の半分以上を塾に行った事になるのもすごく嫌だったので、「4年生になったら絶対に通う」という条件に変えてもらいました
そして小学4年生になり塾通いが始まります
いわゆる普通の街の塾でした
学校で習う勉強よりも難しかった記憶があります
ここら辺から雲行きが怪しくなってきます
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無くなっていた貯金
学習塾で勉強するのは良いのですが、小学校低学年の時にノートをとっていないので、
”どういう風にノートをとって良いのかわからない”
という状態が起こりました
授業についていくのに必死
そして5年生になる時にはさらに学力を上げるために塾をもう一つ掛け持ちする事になります
その塾は都内に何校もある有名な塾で、毎週日曜日には4教科のテストがあるようなところでした
塾での成績はどんどん下るけど、学校ではそこそこ出来るという2重生活
そしてついに6年生の時、塾の算数のテストで人生初の「0点」を取ってしまいます
これには絶望しました
人生初の挫折です
泣きながら塾を辞めさせてくれと父に頼み、街の塾のみで行く事になりました
受験合格
その後なんとか受験に成功し、中高一貫の私立に通う事になりましたが
やっと勉強しなくていい!と思えたのですが、反動で
「ずっと遊んでいたい」という気持ちが僕の根底に根付いてしまいました
今でも休みの時とか「遊び始めたらいつかは終わらなきゃならない」って思って遊び始めるので、
100%楽しめない部分があったりします
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受験戦争が生みだしたモンスター
中学に入ってからは世界が広がり、いろいろな事を体験したり、楽しい友達も沢山できました
ちょっと変わった教育方針の私立校だったのでそれも僕の本来の気質に合っていたんでしょう。
ただ、幼稚園〜小学校の詰め込みでとにかく勉強嫌いになり、勉強のやり方もわからないまま青年期に突入していきます
これは本当にしんどかった
なので自分の子供には絶対こんな思いはさせたくないとずっと思っていました
RS
1978年 東京の下町生まれ
高校卒業後にドラマーとして音楽活動を開始
2015年に全ての仕事を辞め家族で世界を見るために妻と子供2人と旅に出る
現在は
旅したり
子育て(というか子供と一緒に育ってる)したり
料理をしっかり作ったりしています
・ブログ『Sparkle in the air』主宰
・ハワイ島のクラフトビール “Big Island Brewhaus”輸入販売事業
『Golden Harvest Beer』運営
・旅のキュレーションメディア『airy ground』主宰