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【ディスクレビュー】レディオヘッドの名盤『OKコンピューター』20周年記念盤『OKNOTOK』を聴いた

投稿日:2017-06-23 更新日:


 

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レディオヘッドの世界的出世作


『OKコンピューター』
リリースされた97年は全世界でCDが一番売れていた
そしてミュージシャンの制作現場でも録音にハードディスクやパソコンが使われ始め、
世界的に音楽が変化してきた頃

レディオヘッドは93年のデビュー作
『パブロ・ハニー』で新時代のバンドとして一躍注目を集め

続く2ndアルバム『ザ・ベンズ』で圧倒的な世界観を見せつけた

そして『ザ・ベンズ』から2年この『OKコンピューター』が作られる

 

レディオヘッドは次作の『Kid A』でラップトップやハードディスクによる曲の編集、当時のロックバンドとしては異例のエレクトロニカへの接近をするのだが、『OKコンピューター』はちょうどその過渡期
レディオヘッドのバンドサウンドの集大成とも言える

この頃からメンバー全員が自分のパート以外の楽器もプレイするようになり、
単純な、ギター3本、ベース、ドラムのバンドサウンドよりもスケールアップしている
使っている楽器は今までと大差はないがそれを大幅に加工し、メロディーというよりもサウンドテクスチャーとして扱う箇所も多く見られる
ポップさで言えば『ザ・ベンズ』のほうが耳障りは良いと思うが、『OKコンピューター』はもう圧倒的な世界観を持っている革命的なアルバムだった

 

20年の時を経てリマスターされた音源を聴き比べてみた


オフィシャルサイトにはこう記されている

20年に及ぶ冷蔵期間を経て、暗い食器棚から明るみへと抉り出され、失われていたフォーマットが蘇る…  OK COMPUTER: 12曲のアルバムトラックに、新たに3曲の未発表曲と8曲のBサイド楽曲が加わり、すべての音源をオリジナルのアナログテープより新たにリマスター収録。

※なぜなら、オリジナルのアナログテープが他のなにをもってしても打ち負かすことのできない、最高の音質で録音されているからである。しかしながら、リリース当時からこの20年の間にマスタリング技術が大幅に進歩し、新たな機器とテクニックを駆使することで、我々は当初のものよりもさらに良質なデジタル音源を発表するに至った。

 

実際に僕が持っている97年盤と今回のリマスター盤を聴き比べたところ、
はっきり言えばすごい差があるわけではない
90年代中盤頃はもうすでにマスタリングの質も良くなってきて、音圧も十分にあるCDが多かった

良くあるリマスタリング商法で、無駄に音圧/音量を上げるようなことになっていなくて逆によかったと思う、過剰なリマスターはオリジナルの印象から変えすぎてファンにとっては不必要なものだったりするから

僕の耳で聴いた感じだと今回の20周年盤のほうが若干明瞭度が上がってるように感じた

 

 

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幻の名曲「Lift」が遂に公式リリース!


プレスリリースより

長らく音源化が待ち望まれた「I Promise」「Lift」「Man Of War」の3曲は、当時録音された20年前のオリジナル・レコーディングで、今作『OKNOTOK』で初めて公式リリースされる。またすべての収録曲は、当時のオリジナルのアナログ・テープよりリマスターされたものとなる。

 

この20周年盤で重要なのはやはりDisc2であろう

ファンの間でいつ公式リリースされるのか噂されていた「I Promise」「Lift」「Man Of War」の3曲
Disc2の冒頭にこの3曲が続けて収録されているのだが、
もうこの3曲を聴くだけでまるで97年のレディオヘッドがもう1枚ニューアルバムをリリースしたんじゃないかと思えるくらいの名曲たち
この3曲がもし『OKコンピューター』に収録されていたら全く違うアルバムになっていただろう

『OKコンピューター』はあの12曲ですでに完成されていたのだと改めて思うのと同時に、
当時の録音がちゃんと残っていて今改めて聴けることを嬉しく思う

 

『OKcomputer OKNOTOK』を聴き終えて


『OKコンピューター』がリリースされた当時僕はまだ学生で、当時の僕が聴いていたのはアヴァンギャルドな音楽や前衛的なのを良く聴いていたので、はっきり言えば同世代ではマニアックなほうだったろう

その頃はよく友達と学校近くのファミレスにたむろしていた

そのファミレスはなぜかプロジェクターがあってミュージックビデオを流していた

でも流れていたのはJ−POPでもMTV系やスペースシャワー系でもない変なミュージックビデオを良く流していた

そんな中で流れたのがこのアルバムの「Paranoid Android」

 

ブラックジョークのようなアニメ仕立てのMVなんだけどよくこんなのファミレスで流していたなと

途中のグロシーンはしばらくしたらぼかしが入るようになった
今思えばあのファミレスはなんだったんだろう

まあ、そんなのが僕とレディオヘッドの出会いなんだけど
前衛的な音楽ばかりを聴いていた僕がまたバンドサウンドを聴くきっかけになったアルバムでもある

90年代中盤は音楽的にミュージシャンたちが新しい技術を導入し色々なサブジャンルも生まれて行った

そんな時代の音楽を学生の頃聴いた僕は色々な音楽にハマり、どんどんCDを掘っていくようになった

その頃を思い出させてくれるこのアルバムの20周年

音楽はいつでも少年に戻してくれる。

RS

 

 






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