レピュテーション (ジャパン・スペシャル・エディション)(初回生産限定盤)(DVD付)
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華麗なるイメージチェンジ
テイラースウィフトの通算6枚目となるニューアルバム『reputation』が発売された
今年の8月に突然テイラースウィフトのwebサイトやSNSが全てブラックアウト
過去の投稿も全て見られない状態に
これは新しいアルバムがくると世界中が期待した
過去の投稿が全て削除されたインスタグラムに突如投稿された蛇のムービー
いままでのポップなテイラーとは雰囲気が違うぞ?
そして公開された新曲『Look What You Made Me Do』のリリックビデオ
今までにないダークな雰囲気
今までのテイラー・スウィフトにはない、はっきり言えばキャッチーではないサビのリフレイン
歌詞からもネガティブなワードがたくさん聞き取れる
どうした?テイラースウィフト?と世界中騒然となった
そして間髪入れず同曲のオフィシャルミュージックビデオが投下される
このビデオを観て思ったのは、テイラースウィフトは決してネガティブになったとか、ダークサイドに落ちたとは感じなかった
ビデオには過去のMVで出てきたテイラーをまるで悪女のようなテイラーが蹴落とすシーンがあるが
そのテイラーがきているシャツには「rep」と書かれている
今回のアルバム「reputation」日本語にするなら「評判」「評価」といったところ
この歌の一節に
“I don’t trust nobody and nobody trusts me”(私は誰も信じないし、誰も私を信じない)
とあり、その後のセリフで
“I’m sorry, the old Taylor can’t come to the phone right now”(ごめんなさい、昔のテイラーは電話にでらないの)
“Why?”(なぜって?)
“Oh, ‘cause she’s dead!”(ああ、彼女は死んだからよ)
という部分がある
これは決してネガティブな歌詞ではなくさらにタフになった彼女の過去との決別のセリフなのだ
続くセカンドシングルはさらにDOPEなトラック
セカンドシングルの『…Ready For It?』はトラックとしては『Look What You Made Me Do』よりも派手めなトラック
しかし今までとはやはり別物な感じを受ける
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満を持してアルバムがリリースされる
しかしアルバムがリリースされて全曲を聴いてみるとそんな心配は全く必要なかった
サウンド面、トラックの部分に至っては今までのアルバムと違い、
いわゆる生楽器、ギターやドラムなどは入っていない
アルバムを構成する音はほとんどがシンセサイザーやドラムマシンのサウンドだ
しかし、流行りの音を取り入れつつも、派手で過剰な現代のアメリカン・ポップスにしているわけではなく
どこか90年代や80年代をも感じさせる少しチープな、しかしクレバーな音作りがされている
アルバム全体を通してヒップホップ黎明期の頃のようなドラムマシンの音が全編を彩るが
時折入るハイハットの32分音符などがとても現代的
そしてもちろん真ん中には現代最高のアメリカン・ポップシンガー、テイラー・スウィフトの歌がある
彼女の歌はサウンドが変わろうとも決してぶれてはいなかった
稀代のポップシンガー
先行リリースされたシングルで世界を驚かせたが、テイラー・スウィフトは決してぶれることなく、進化したテイラー・スウィフトを観せてくれた
しかし彼女はいつだってファンのことを大事にしてきていた
それがわかるのがこの動画
エレクトロニックなトラックが並ぶ今回のアルバムの最後を飾る1曲は
キャロルキングやいままでのアメリカン・ポップシンガーが通ってきた王道ともいえる貫禄のピアノの弾き語り
それを本当のごくわずかな選ばれたファンの前で披露する姿は神々しくもある
デビュー当時のカントリーシンガーからとてつもない発展を遂げてきたテイラー・スウィフト
恐ろしいのはまだ彼女が20代だということ
これからさらに彼女はすごいものを世界に届けていくだろう。
RS
レピュテーション (ジャパン・スペシャル・エディション)(初回生産限定盤)(DVD付)
1978年 東京の下町生まれ
高校卒業後にドラマーとして音楽活動を開始
2015年に全ての仕事を辞め家族で世界を見るために妻と子供2人と旅に出る
現在は
旅したり
子育て(というか子供と一緒に育ってる)したり
料理をしっかり作ったりしています
・ブログ『Sparkle in the air』主宰
・ハワイ島のクラフトビール “Big Island Brewhaus”輸入販売事業
『Golden Harvest Beer』運営
・旅のキュレーションメディア『airy ground』主宰