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【ディスクレビュー】電気グルーヴ『30』|狂気を孕んだアニヴァーサリーアルバム

投稿日:2019-01-23 更新日:

こんにちはRS(@Sparkle_air)です

今回は久々のディスクレビュー
僕が学生の頃から大ファンの電気グルーヴの30周年記念アルバム『30』です

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電気グルーヴ

日本を代表するテクノバンド
DJ、トラックメーカーとしても世界中で有名な石野卓球と
最近ではその独特なたたずまいと立ち位置で日本の映画界に必要不可欠となったピエール瀧

はっきり言ってこの人たちがいなければ日本にテクノという音楽が根付くのにはもっと時間がかかったであろうというくらい
日本の音楽史にとってとても重要なグループ

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音楽性

僕が電気を最初に知ったのは90年代の最初で、
日本の音楽が歌謡曲からJ-POPへ(言葉としてのJ-POPが登場するのはもうちょっと後になるが)
大衆音楽が細分化され、より海外からの新しいジャンルの影響を受けた音楽が日本に出現しだしていた
その頃テクノといえば電気、ヒップホップといえばスチャダラパーみたいな流れがあった

電気はデビュー当初はテレビのバラエティ番組にもよく出ていて、
そのお笑い芸人とはまた違う狂気を孕んだ笑いのセンスも僕ら世代には強烈なインパクトを与えた

しかしいたって本人たちは真面目にテクノを突き詰め日本のテクノミュージックを常に前進させてきた

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30

今回は結成30周年のアニヴァーサリーアルバム

電気の代表曲と言える「Shangri-La 」のリメイクをはじめ
「富士山」や、電気のライブの中で重要な位置をしめる「Flashback Disco」も収録されている

個人的にはここ最近のライブで演奏されていた「いちご娘はひとりっ子」が入っているのが嬉しかった

元々は活動休止していた電気が復活を遂げたアルバム『J-POP』 に収録されているインスト曲だったのがトミタ栞のボーカルを加えリモデルされている
元々歌詞ありの曲だったんじゃないの?ってくらいしっかりとはまっている

参加ミュージシャン

  • インガ・フンペ – ボーカル、コーラス(2曲目)
  • ヤマダケイコ – ボイス(4曲目)
  • トミタ栞 – ボーカル、コーラス(3曲目)
  • Licaxxx – コーラス(5曲目)
  • 町あかり – ボーカル、コーラス(6曲目)
  • ザ・クレイジーSKB – “PARADISE”Voice(6曲目)
  • 日出郎 – ボイス(6曲目)
  • 牛尾憲輔 – Additional Production(2,8曲目)
  • 吉田サトシ – ギター(1-3,5,6,8,10,12曲目)

と豪華なメンツからやばいメンツまで

インガ・フンペ「Shangri-La 」のリメイクに新たな息吹を吹き込み

 

トミタ栞はそのキュートなボーカルが電気のトラックに本当にバッチリとはまっている

 

ちょっと意外なところで日本のヤングフィメールDJの中でメキメキと頭角を現しているLicaxxxがコーラスで参加している「Slow Motion」

 

ギターの吉田サトシはここ最近の電気の音源には欠かせない存在になっていてアルバムの大半のトラックでギターとして参加している

 

agraphこと牛尾憲輔もサポートとして今回も参加

 

 

そして電気のアングラ精神爆発の6曲目「電気グルーヴ30周年の歌」
このトラックには町あかり

 

日出郎

 

そして日本のアングラインディーズレーベル”殺害塩化ビニール”ザ・クレイジーSKB(通称:バカ社長)が参加している

 

この曲は電気のナンセンスな歌詞がてんこ盛り
周年の歌シリーズの歌詞は毎回本当にやばい!

しかも今回のアルバムのオープニングは「電気グルーヴ10周年の歌 2019」という、もうわけわからん始まり方

本人たちのインタビューによると、せっかく20周年からアニヴァーサリーソングを作っているから10周年や15周年も作ったらいいじゃんってなって作ったらしい(その発想自体ヤバイが…)

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アルバム全体を通して

ここ最近は石野卓球の制作のスピードがとにかく早くてどんどん曲が出来てしまってヤバイらしい

トロピカルラブの頃に、以前まで持っていたプライベートスタジオmontagを閉じて自分の自宅に新たにスタジオを作ったらしい


▲この表紙に写っているのが今現在の石野卓球のスタジオ

このスタジオに移るにあたり機材をだいぶ厳選したらしく、ハードウェアシンセの数を減らしラップトップでほぼ全ての作業を完結させるようになったらしい

ほぼラップトップで作るようになってからソロを含めとにかくリリースのペースが異常に早い!
電気のライブも行くとわかるけれど昔の曲も今の曲もとにかくリモデルされて最新版にアップデートされている

常に時代にマッチして、時に時代の先をいく電気グルーヴ

アンダーグラウンドからオーバーグラウンドまで対応できる強靭な楽曲

ポップであり根底に流れる狂気

はっきり言ってこんなグループ日本はもとより世界を見てもなかなかいないと思う

ちなみに今回のアーティスト写真、ソフトセルの完コピでヤバイよね!

RS





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